特許屋終了のお知らせ
「大企業の出願縮小、揺れる弁理士」
http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200812220003o.nwc
祝賀会でも不況は話題になりましたが
概ね、製造業は不況でラインを絞っても
研究開発(と特許出願件数)を減らすわけにはいかないから
多少コストダウンの要求はあっても
業界が大きく変わることはないという意見が多数でした。
自分の勤めているところでも
売り上げが減ったことと言って出願を絞るようなことは無いのですが
プロパテントの時代が終わりを迎えつつある今
パイが縮小するのは確実なのではないのかと思います。
一方で、各社
研究開発費自体が増えすぎていて抑制する傾向もちらほら見られます。
これに関してはこれ以上は増やさないなのか
減らすなのかは何とも言えませんが、
知財業界が不況と無縁とも考えにくいです。
まぁ、その観点で行けば
パテントパップ作っている人達とかコンサル屋の方が
距離が開く分、先に切られるのではないのかと思っていたりします。
ただ、記事の中で気になったのは平均的な
弁理士は一月10件程度出願すると言うところです。
提案書の内容の詳細さや、図面の豊富さにもよりますが
中間処理にかかる手間も考えると
月4〜5件が個人で処理できる現実的な上限ではないのでしょうか。
もちろん、時間が足りない分は下っ端の技術者に
書かせていると言う実体があるからこそですが、
これからは弁理士は自分でしっかり明細書をかいてなんぼと言う
時代になるのではないのかと思います。